年収アップ転職の落とし穴
転職をする動機の一つに「現在の給料が安くて、我慢できない」というものがある。転職の際に大きく年収を上げる事は、確率は低いが可能性はある。よく求人サイトの宣伝広告などには 「転職で私の年収150%アップ!」などのキャッチコピーが見受けられる。
しかしあえて、転職の際に給与を現状から大きく上げるのはリスクが高いと申し上げておく。高い年収をもらえる人材とはどういう人材か。それは高いマネジメントスキル、または専門スキルを持った人材である。
ある男性がいる。現職で年収400万円の1営業マンだとしよう。それが転職を考えている面接先で、年収600万円のマネジャー候補としてポジションを打診される。当然ながら彼は150%アップの年収に喜び、2つ返事で引き受ける。
入社した彼に待っていたのは、営業として結果を出す事と営業未経験の新卒営業3名の管理と育成。更にはチームの売上目標の作成とコミットメントであった。
まず営業経験はあるが彼はあくまで会社のサービスについては素人である。人一倍、商品知識を深めなければ自身の営業成績は上がらない。それに加えて彼には全く経験の無い、新卒の育成と教育。売上目標の作成と管理の仕事が降ってくる。経験の無い彼は多くの工数をマネジメントに割かれる事になる。
結果、営業成績が伸び悩み、チームを作れなかった彼は「即戦力性が無い」という理由で試用期間にて契約終了となってしまう。これは例え話だが、よくある話でもある。年収が自分の能力について適切なのか考える事が大切なのだ。